木材を選ぶ際の注意点
DIYを行う上で欠かせない素材、それが木材です。
100円ショップで材料を調達するだけなら、正直そこまで気にする必要はありません。
しかし、ホームセンターなどで木材を選ぶようになったのであれば話は別です。
ある程度の知識を持っていないと粗悪な木材を手に取ってしまいます。
そうなると加工途中で木材が割れてしまったり、虫が付きやすくなってしまったりするでしょう。
目的に応じた木材を見極めることがDIYを楽しむ上で重要になるのです。
木材の種類
木材には大きく別けて3つの種類があります。
1つ目は原木から切り出したままの木材で、肌触りが良く木の香りもする上質なものです。
これは値段が高い上に非常に扱いにくい一面を持っています。
木が乾燥すると収縮してしまいますし、湿気を吸えば膨張する性質があります。
そのため木が割れてしまったり寸法に狂いが出てしまったりと、初心者を困らせる要素が多いのです。
2つ目は人口木材で、これは集成材と呼ばれています。
細かい材木を貼り合わせて人工的に作られたものなので、乾燥や湿気に強いメリットがあります。
初心者におすすめな木材なので覚えておいてください。
3つ目はベニヤ板と呼ばれる木材です。
種類が豊富で表面にきれいな木目を印刷したタイプもあり、DIYでは活用しやすい部類に入ります。
とりあえずDIYを試してみたい人は、値段が安いベニヤ板から利用を始めてみましょう。
屋内か屋外かで木材を選ぶ
どこに使う木材かも重要で、特に屋内と屋外では利用する素材が違ってきます。
屋外で使う木材を探しているなら、ウエスタンレッドシダーという種類の木材がおすすめです。
加工しやすい上に水に強い性質を持っているので、屋外にあっても劣化が少なくて済みます。
屋内であれば集成材に分類される木材が良いでしょう。
木目が綺麗ですし、年月と共に飴色に変化して趣が出て来ます。
日光に当たらないような室内で使うのに向いています。
乾燥や湿気に弱いのでその点にだけ注意しましょう。
分からないことはホームセンターの店員に聞いてみるのが一番です。
アルバイトだと分からないかもしれませんが、店舗の店員であれば木材の特性をしっかりと理解しています。
利用目的を伝えれば最適な木材を教えてくれるでしょう。